死せるその時まで。

あと2年と少し。私は私のままで居れるように。

血だらけで

 

 

血だらけで錆びたカッターもティッシュ達も

こっそり捨てたの。あの引き出しにはもう何も残ってないんだよ。

そして記憶も薄れていく。思い出せなくなっても忘れないように身体に刻んだ。心の痛みももう感じないように。

大丈夫、私が覚えていなくてもこの傷が何があったか物語っているよ。早く眠りたいね。悪夢ももう見ないように。誰にも邪魔されずに漂える世界に身を置きたい。